U216

見える未来そのすべてをまやかしだと拒絶してあげるよ!

観劇履歴2023

ミュージカル刀剣乱舞「江おんすていじ」
梅田芸術劇場メインホール
1/17(火)ソワレ
109シネマズ名古屋(ライビュ)
1/22(日)ソワレ

「新春浅草歌舞伎」
浅草公会堂
1/20(金)第一部

「音楽劇 李香蘭-花と華-」
紀伊国屋サザンシアター
1/20(金)ソワレ

「MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ~WINTER 2023~」
アイアシアター神戸
2/7(火)ソワレ
立川STAGE GARDEN
2/21(火)マチネ
Tジョイプリンス品川(ディレイビュ)
3/21(火)ソワレ

「文豪とアルケミスト 戯作者ノ奏鳴曲」
ステラボール
2/21(火)ソワレ

「古川雄大 The Greatest Concert vol.2 -A Musical Journey-」ゲスト三浦涼介
日本青年館
2/22(水)マチネ

マリー・キュリー
天王洲銀河劇場
3/20(月)ソワレ

三浦涼介 復活ライブ 夏だよハニー!2023」
THE GRAND HALL
3/21(火祝)ソワレ

「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX
ステージアラウンド東京
4/12(水)マチソワ

劇団四季「CATS」
名古屋四季劇場
4/18(火)ソワレ

ハリー・ポッターと呪いの子」
赤坂ACTシアター
4/26(水)ソワレ
8/17(木)マチネ

桜姫東文章
スペースゼロ
5/9(火)マチソワ

HUNTER×HUNTER THE STAGE」
天王洲銀河劇場
5/23(火)マチネ

ミュージカル刀剣乱舞「花影ゆれる砥水」
立川STAGE GARDEN
6/4(日)ソワレ

オイディプス王
パルテノン多磨
7/12(水)ソワレ
7/12(木)マチネ

「新作歌舞伎 刀剣乱舞 月刀剣縁桐」
新橋演舞場
7/12(水)昼

WBB「スパイラルスパイ」
紀伊国屋サザンシアター
7/13(木)ソワレ

「Musical Lovers 2023」
全電通労働会館
7/29(土)ソワレ
7/30(日)マチネ

「八月納涼歌舞伎」
歌舞伎座
8/18(金)第一部

「ヴィンチェンツォ」
日本青年館
8/18(金)ソワレ

方南ぐみ「あたっくNo.1」
俳優座劇場
9/30(土)マチネ

最遊記歌劇伝 外伝」
ステラボール
9/30(土)ソワレ

「天翔ける風に」
とよはし芸術劇場PLAT
10/21(土)マチネ
10/22(日)マチネ

朗読劇「源平刀剣七夜譚」
大山祇神社
11/11(土)ソワレ

ミュージカル刀剣乱舞「村正双騎」
ステージアラウンド東京
12/1(金)マチネ


見返してみると刀ミュに始まり、刀ミュで締めた1年でしたね。
(本当は更に江おんぜっぷ12/20初日公演で締め括る予定でしたが、コロナ陽性となってしまい泣く泣く断念…代わりに行ってくれたえむこさんありがとうございました!)

ここ最近は私生活との兼ね合いもあり現場は減らす傾向ですが(配信時代ありがたい)
やっぱり月1何かしら観に行くのを楽しみに私生活を頑張るのがしあわせだなーと心から。

来年もハッピーに生きていきたい!

観劇履歴2022

「フィストオブノーススター 北斗の拳
愛知芸文大ホール
1/15(土)マチネ:平原上田(レイ)上原(ジュウザ)伊礼宮
1/16(日)マチネ:Mayn上田(レイ)上原(ジュウザ)伊礼福井

「ヤラボッチ」
クラブex
2/1(火)15:30/19:00

「文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱」
森ノ宮ピロティホール
2/20(日)マチソワ、配信2/5(土)

「東京リベンジャーズ 血のハロウィン編」
WWホール
3/21(月祝)マチネ

「エームビ舞台挨拶」
TOHO梅田
3/21(月祝)18:00

「穏やか貴族の休暇のすすめ。~新迷宮と貴婦人の結婚~」
シブゲキ
4/10(日)ソワレ

銀河鉄道999 THE MUSICAL」
日本青年館
4/11(月)マチネ、4/12(火)マチネ

「EDGES」
有楽町よみうりホール
5/3(火祝)マチソワ

「真剣乱舞祭 2022」
サンドーム福井
5/8 (日)18:00、配信:宮城大阪

「DREAM!ing」
ステラボール
7/16(土)マチネ

「七月大歌舞伎 風の谷のナウシカ
歌舞伎座
7/17(日)第三部

「呪術廻戦」
銀河劇場 7/18(月祝)マチネ
メルパルク大阪 8/9(火)マチソワ

スラムドッグ$ミリオネア
ビレッジホール
8/31(水)ソワレ

「文豪とアルケミスト 嘆キ人ノ廻旋」
森ノ宮ピロティホール
9/19(月祝)マチネ

「フィストオブノーススター 北斗の拳 再演」
オーチャードホール
 9/28(水)マチネ:May'n上川植原永井桑原
 9/28(水)ソワレ:平原伊礼堪大福井山崎
 9/29(木)マチネ:平原伊礼堪大福井桑原

ゼロテラ「クラド」
六行会ホール
9/29(木)ソワレ

「舞台NARUTO 忍界大戦開戦」
神戸文化ホール
10/9(日)ソワレ 

「ミュージカル りんご」
自由劇場
11/22(火)ソワレ

「エリオスライジングヒーローズ」
シアター1010
12/13(火)マチネ


配信ではスタリラ、クラウディア、江おん、キメ様ライヴ、エーステ春単、トルライ冬などなど。

現場納めのつもりでいたbpmが中止となりちょっと寂しい12月になってしまいましたが、おおむね毎月どこかしらに観劇に出掛けられて、とっても楽しい1年になりました。
こうして並べて見るとアタタミュの1年だったなという感じがしますね笑

時間あったら追記しまーす!

観劇履歴2021

「ミュージカル黒執事 ~寄宿学校の秘密~」
メルパルクホールOSAKA
3/27(土)マチネ

「ミュージカル刀剣乱舞 歌合 乱舞狂乱2019」
Aichi Sky Expo
1/12(日)18:00

「ALTAR BOYZ」
新宿FACE
4/20(火)ソワレTeamLEGEND

「ミュージカル スリル・ミー」
ウインクあいち
5/16(日)マチネ(新納田代)
[配信]5/29松岡山崎、成河福士 5/30新納田代

「ミュージカル ロミオ&ジュリエット」
梅田芸術劇場
7/5(月)マチネ甲斐伊原・7/6(火)マチネ黒羽天翔
愛知県芸術劇場
7/17(土)ソワレ甲斐天翔・7/18(日)マチネ黒羽伊原
[配信]6/5黒羽伊原、6/6甲斐天翔

「ミュージカル マタ・ハリ」 
刈谷市総合文化センター
7/10(土)ソワレ柚希加藤三浦・7/11(日)マチネ柚希田代三浦
[配信]6/26柚希加藤三浦、6/27愛希田代東

「DOGFIGHT」
日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
10/6(水)ソワレ

「ヤラボッチ」 
梅田クラブクアトロ
12/30(木)15:30・19:00

今年もほとんど現場には行けない生活でした。

配信では星の飛行士、Dミュ、The Lost Sheep、Bitterfnk75%、ヒプDRB、ヒプステBoP、ナルステ、アタタミュ…他にもあると思うけど思い出しきれないのでなんか色々と見ました笑
状況により諦めた現場も配信で追えるのが、ありがたくも寂しくもありますね。

所感も余裕があれば後程書き足したいな。

悔しいことも沢山あったけど、幸せも沢山貰った1年でした。
やっぱり観劇が好きだし、エンタメが好きです。
こんな時代だからこそ、舞台を観る幸福を知っていてよかったなぁと思います。
すべての現場に関わる人々へ感謝。

観劇履歴2020

「ミュージカルの魅力」講座
電気文化会館
1/11(土)14:00

「ミュージカル刀剣乱舞 歌合 乱舞狂乱2019」
Aichi Sky Expo
1/12(日)18:00

「ロカビリー☆ジャック」
日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
1/16(木)ソワレ

「新春浅草歌舞伎」
浅草公会堂
1/20(月)両部

メアリ・スチュアート」 
世田谷パブリックシアター
2/11(火)マチネ

「KazuyaCrewEvent Vol.2 大歌踊クラッシュブラザーズ」 
新宿DREAMSTORE
2/27(火)16:00

カレイドスコープ―私を殺した人は無罪のまま―」 
新宿FACE
2/27(火)ソワレ

「KING OF DANCE」
名古屋市公会堂
8/9(土)マチネ

「舞台 文豪とアルケミスト 綴り人の輪唱」
京都劇場
9/27(日)マチネ

「Gang Showman」 
シアタークリエ
9/28(月)マチネ
[配信]10/10マチネ

2020年はあまりに多くの現場のチケットがただの紙に変わってしまったことに心が折れて、履歴を残してなかったので今更ながら。

配信ではFFBEミュ、エーステ冬単、4seasonsLIVE、ヒプステナゴサカ、BITTERfnk75%などなど…他にも色々と見ました。
自宅で見られるのは本当にありがたいことですが、現場がいちばんだなって改めて感じることも多々。

2.5次元ミュージカルの魅力講座

1/11(土)電気文化会館
2.5次元ミュージカルの魅力講座」栄中日文化センター

 

初体験のミュージカル講座。

東宝演劇部の篠﨑プロデューサーが講師・進行役で、ゲストの良知さんの2.5舞台関連出演作をおさらいしつつ、聞き手の篠崎さんの分野であるいわゆるグランドミュージカル・一般のミュージカルとの違いについて。
…というか硬いお話はほぼなくて、ふつうに各現場の裏話トークだったな~あとは最近のらっちのプロデューサー業についても聞けました。

 

以下、自分用のメモの清書なので内容ざっくり、発言はニュアンスです。あしからず。

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観劇履歴2019

「新春浅草歌舞伎」

1/22(火)マチソワ
浅草公会堂

長くなったので別記事に。春の浅草がすき!
sophora46.hatenablog.com



「スリル・ミー」

1/25(金)ソワレ(成河・福士)
名古屋市芸術創造センター

新ペア。芝居巧者の二人がどんな”私”と”彼”を創り上げてくるのか興味深かった…緻密な積み上げを自ら破壊するような力技を織り交ぜて、グッと恐怖が場を支配する告白シーンが印象的。無表情なわけでもないのに、のっぺりした成河私が、その後の34年前のバードウォッチングになると急に表情が生まれるのでゾッとした。うん、こわいペアだった。



「MAGICⅡ」

2/2(土)マチソワ
渋谷Mtホール

良知ソロライブ。新事務所立ち上げ後初の現場でしたが、それには特に触れず…それでも新しい環境に共に飛び込んだ後輩たちと笑顔でステージにいる姿が見られてホッとしました。進行で急遽参加の真平くんの後輩(忠犬?w)ぶりがかわいかったな~。年1回ライブも恒例になってきたし、来年は新しい展開があったらいいな~!



「MANKAI STAGE A3! ~AUTUMN & WINTER 2019~」

2/3(日)マチネ
日本青年館

原作の秋組はモノローグとストーリーを交互に繰り返す、そもそも舞台化で映える構成。逆に冬組はちょっと突飛な設定。このトーンの違いを抱き合わせるために冬組は経験値高めの布陣で挑んだのは分かるし、努力も伝わったけど、やっぱり組ごとに公演打てたら理想的だったろうなぁ。と思ったので単独公演に発展したのがうれしい。
そしてわたしにとっては数年振りに滝口を観た公演で、まさか最後になるなんて思いもしなかった。今も笑顔ばかりが思い浮かびます。ご冥福をお祈り致します。



「ミュージカル刀剣乱舞 三百年の子守唄」

2/26(火)ソワレ
京都劇場

再演。1部は初演と比べてものすごい変化があったわけではないけど、堅実にブラッシュアップされていて物語に入りやすくなったし、村正派二人の歌い方の変化など各々役への距離が近くなってるのも感じて、そこは長期で携わる利点だな~と。セットがオシャレになったのも◎ 2部は友人の推しキャラ2名が見事に当たりの通路だったので隣でにこにこ。京都観光も楽しかった~!



「70億分の1の恋」

3/12(火)マチネ
CBGKシブゲキ

ニコニコ動画発楽曲シリーズの舞台化、3組の高校生たちの恋と青春。3組それぞれ独立した曲から成るのでオムニバスに近く、それだけでも構成要素が多くメイン8名で十分に物語は作れたはずで、7名もオリキャラを足す必要性は感じられなかった。役者はそれぞれ高校生らしく爽やかでかわいらしくてよかったけど、人の創作物を借りておいて好き勝手した挙句にスベる作家には閉口。ウケてたのは高崎さんのアドリブのみ。地獄…?



「RED Hot and COLE」

3/12(火)ソワレ
博品館

コール・ポーターの波乱に満ちた人生を、彼の書いた名曲で彩る。歌もダンスも何もかも粋でオシャレ。大人の座組による贅沢な時間。恋情ではないけれど何にも代え難い絆で結ばれた唯一無二のパートナーの在り方…true loveの歌い終わりにかなみリンダをまっすぐ見つめる屋良コールの瞳は透き通ってきらめいた少年のそれで、あぁこの少年をリンダは愛していたんだなぁ、と不思議な夫婦関係がすとんと腑に落ちた。



「ロミオ&ジュリエット」

3/23(土)マチネ、24(日)マチネ
刈谷アイリス

2年前あまりに酷い改悪に失望したのも今は昔、破綻した設定も必要性の感じられない映像も美観の欠片もない美術も、慣れたら視界に入らないものだな…いや、ウソですが気にしたら負けなので…。乳母シルビアさんの温かな想いに涙し、大貫”死”の闇からぬるりと現れる佇まいに釘付け。意外な配役だったりょんベンヴォはまるごと愛情の塊みたいな人物で、親友を細い腕に抱えるようにして護りたがる姿が印象的。



「ALTAR BOYZ  teamSPARK」

4/3(水)マチソワ
新宿FACE

マシュー以外Wキャストで毎日違う組み合わせっていうチャレンジングなチーム。蓋を開けたらそれこそが何が起こるか分からない新鮮なライブ感になっていておもしろかった。初演からのアブちゃんが役替えになった良知マシューは周りをよく見ていて大人だし、おちゃめで照れがない。内心どうなることかと思ってたけど今の等身大のアンサーで応えてくれて、すごく頼もしいお兄さんだったな。今度こそ卒業、ですかね…?



黒子のバスケ ALTIMETE-BLAZE」

5/4(土)ソワレ 刈谷アイリス
5/11(土)マチネ 日本青年館

原作は完結していて結末をみんなが知っていて、それでもやっぱりどのチームも勝って報われて欲しいと願ってしまう。”不撓不屈”を背負った秀徳と努力を蔑ろにしない天才が巡り会ったのはやっぱり奇跡だと思ったし、誇りを抱えて後輩を信じる海常の先輩たちの背中は逞しく眩しくて、萩原くんはきっと誰かの光だし、結束を新たにした翌年の洛山が観たいと思った。何よりもED、みんな笑顔でバスケをするこの未来のために初演からの4年近くがあったのだと心から思いました。公演を重ねるごとに進化する座組を観客席から見守れるのはいつも最高の幸せでした。誠凛優勝おめでとう!!



「新作歌舞伎 NARUTO

6/3(月)マチネ
京都南座

昨年の新橋初演から冗長な部分をカット、役者それぞれによりキャラクター性の高まった新装版。初演大抜擢だった主演コンビとまるるが着実に経験値を重ねているのを随所に感じて頼もしく思ったし(特にみっくんミナト!)、まさかの大幹部登板の梅玉さんマダラも思いの外楽しそうに大悪を演じておられて痛快でした。ペイン戦や他班メンバーがこっそり追加されたのも嬉しかった~。来春には御園座公演も決定、地元名古屋でお待ちしています。



「朗読劇 百合と薔薇」

6/12(水)ソワレ
品川クラブex

1夜限りの組み合わせ、三浦秋人水江回。医者二人と患者の俳優、狂言回しの看護士っていう4人だけ、動き回るタイプの朗読劇。百合公演は全員女性、薔薇公演は全員男性のラブコメ。物語は分かりやすく進んでいくけど、伏線回収がすんごい大技でびっくり(笑) りょんさんのアキラ先生は一途でちょっと情けない、所謂ストレートにとてもかわいらしい役で、最近そういう役があまりなかったので存分にかわいさを噛み締めました。朗読は苦手そうだなと思うけど、チャレンジ大事。



「THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE 2019」

6/16(日)マチソワ
豊橋PLAT

もはやディスコそのもののクラブexを中心に地方公演はホール、ライブハウスと異なる箱でこれまで上演されてきましたが、正直初演ブリーゼの探り探りな空気に、ホールには合わないのかな…?という不安があったんですが…全くの杞憂。開演前のコンテストはステージに上がり切らないほど盛況で、新曲や新演出もどれもハマってて、個人的にはEDしっとりバラード「My Today」でシメるのオシャレで大好きだし、「夜明けは間近」と繰り返す歌をATさんが屋良さんに渡してくれたことが何より嬉しかった。



エリザベート

6/11(火)マチネ・7/2(火)マチネ・7/30(火)ソワレ
帝国劇場

歴代最年長のルドルフ。開幕当初は芯のある革命者だった皇太子は、最後に観た時にはすっかり寄る辺なく心細い少年に様変わりしていて。観るたびに役作りに変化と進化がはっきり見て取れ、最愛の母との別離を演じ続ける日々はきっと精神的に辛いことが多かったであろうけど、毎日その公演を生きることにこだわる姿が頼もしかったです。帝劇に毎年立てるのは本当にすごいことだし、来年は全国ツアーをシングルで…実り多き道のりでありますように。



少女革命ウテナー深く綻ぶ黒薔薇のー」

7/2(火)ソワレ
Gロッソ

90年代少女漫画/アニメの名作として名高い原作独特の耽美な世界観と、「決闘」を再現するために炸裂する容赦ない吉谷イズム、全力マンパワー演出。よくもここまで詰め込むなぁ…!と唸らざるを得ない物量は、原作知識なくしては読み込み切れないほどですが、役者の奮闘も相俟ってしっかりまとまっているので不思議なものです。舞うようにアクロバティックに剣を扱う祥司くんディオスが決闘シーンでかなり効いていて満腹。女優陣が諸役皆素晴らしかった。



「キネマと恋人 再演」

7/14(日)ソワレ
芸創

夫に蔑ろにされている女が大好きな映画の中から飛び出してきた男に求愛され、更にそれを演じている俳優からも…というウディ・アレンの映画「カイロの紫のバラ」を昭和の日本に置き換えた、ファンタジックなラブストーリー。原作とほぼ同じ内容ですが、よりコメディ色は濃く(逢引する古びた遊園地が浜辺の昆布小屋になっていたり笑)、妹の生活にも触れることでラストシーンでは”映画”という彼女にとって絶対の特別と共に、姉妹という拠り所があることにも安堵して、読後感のいい仕上がりでした。



スタミュ 3rdシーズン」

8/31(土)マチネ
森ノ宮ピロティ

ミュージカルスターを志す学園モノ。初見でしたが今回はオリジナルストーリーの修学旅行編なので一話完結的で見やすかった。オリキャラ気鋭のフランス人演出家の新作舞台を巡る学生たちの奮闘劇で、がむしゃらでキラキラな青春感がたっぷり。アイドルを多く手がけるTADAKOさんのポップでかわいい振付を祥司くんが踊るのが新鮮、また厳しい演出家の教え子に対する暖かな思いを無言ながらお芝居で表現するパートも。その優しい表情はもしかすると祥司くんから見えている吉谷さんなのかな~、なんて。



アルスラーン戦記

9/8(日)マチネ
大阪TTホール

田中芳樹氏の大河ファンタジー小説、その漫画版及びアニメ版に準拠したミュージカル。アニメを一通り予習しましたが(漫画は観劇後に履修)、キャストの再現率はかなりのもの。アクションはキャラクターの個性に沿った殺陣が付けてあったし、ギーヴの吟遊詩人らしく語るようなソロや、歴史モノらしい重厚さを感じられるアンサンブルの群唱など楽曲の作りに幅がありつつ丁寧なのも好感。でも耳に残るのはナルサスの謎アラビアンソングだったりする(笑) 唯一残念なのは物語が半端に途切れてしまったことで、続編制作に期待したいな。



「蘭~緒方洪庵浪華の事件帳~」

9/16(月)マチネ
御園座

堪大くんの普通の青年役が観てみたかったので初めての松竹新喜劇へ。天然痘の治療法を巡るドタバタ人情劇。北翔さん大川さんが舞台上に現れるたびに客席から掛け声があるのと、本編後の劇中歌のショー途中に堪大くんのソロデビュー曲が混ぜ込まれてたのにびっくりした(笑)気負わず考えずにわいわい観られて楽しめる、客層とマッチしたショー。平田の口上ソングが楽しかった!



「THE CIRCUS!ep.FINAL」

9/16(月)ソワレ
刈谷アイリス

アメコミライクなヒーローとストリートダンスを全面に押し出したミュージカル。シリーズ最終章にしてようやくテツハルさんの描いてた絵がはっきりと舞台上に現れた気がします。素舞台にマッピングで効果を出したのも合っていたし、音楽とダンスもまとまっていて、今回の楽曲担当がテツハルさんの実兄と聞き何故最初からそうしなかったんです…!?と…身内の以心伝心すごい。屋良ケントの踊り尽くす勢いも見応えたっぷり。とっても仲良しなカンパニー、またどこかで。



スーパー歌舞伎Ⅱ オグリ」

10/8(火)マチネ、26(土)マチネ
新橋演舞場

暗がりの客席から灯火が集まった舞台、小栗党のシルエットが浮かぶ格子の向こうに絢爛な花嫁行列がゆったりと現れ出でるあまりの美しさは永遠に観ていたいくらい。小栗党6人がキャラ立ちも配役も最高。彼らを率いる隼人オグリは台詞通りに今業平そのものの美男ぶり、己の思うまま生きる青さが痛切でした。何より新悟照手姫の薄幸ヒロインが秀逸…!とびきりの美女ではないけど、どんな苦境でも誰にも誠実で芯のある照手は新悟ちゃんにぴったり。歓喜こそが生きる意味、というのも共感出来るテーマでした。



「ラヴズ・レイバーズ・ロスト~恋の骨折り損

10/8(火)ソワレ シアタークリエ
11/16(土)マチネ、17(日)マチネ 愛知芸文

小国の国王とその学友は勉学に励むため3年間恋愛や娯楽を一切断つ誓いを立てながら、隣国の王女たちの突然の訪問に恋への渇望を抑えられなくなる。シェイクスピアの恋愛観ってめちゃくちゃだな~!って大笑いしてサクッと観ることが許される懐深い?オフブロ発ミュージカル。生演奏は軽快で、キャストも観客もきゃっきゃと拍手&コール。りょん国王は優雅な立ち居振る舞いに世間知らずの甘えが垣間見えてチャーミング。盛り上げ役遠山くん、一色&石川の従者コンビのオールマイティぶりに感嘆!



「暗転セクロス

10/12(土)マチネ
インディペンデントシアター2nd

古びたラブホテルを舞台に、初めて、浮気、風俗、同性、不妊、タイムスリップ(!?)など様々な事情を抱える人々を綴る6本の短編オムニバス。脚本の出来にも演者の力量にもバラつきがあるのは否めないけど、性や愛、或いは生きることそのものに必死に向き合っている人物たちがそれぞれ愛らしかった。ピュアボでは飛び道具だった永岡が岡本作品で場を締める役目を任されているのが頼もしかったのと、ピザ屋の愛ちゃんがかわいかった!



「劇団シャイニング エヴリィBuddy!」

10/12(土)ソワレ
ドラマシティ

奇を衒わないスタンダードな刑事もの。メインキャストは満遍なく台詞も見せ場もあるのでオタクにやさしいなって思ったし諸役合ってて素敵。あきらさんが癒し枠だった。…ただダンサーのオタクには…本編は出演時間10分あったか…?アクション班は本編もレビューもがっつり出てるので、ダンサー二人も立ち廻りに参加させて貰えたらよかったなと思ったり、何より普段如何にアンサンブルの出シロが多い現場に慣らされてるかを痛感…贅沢病ですね。レビューは楽しそうに踊っていたのでよかった~!



「四十七大戦」

10/26(土)ソワレ
新宿FACE

原作は都道府県の擬人化漫画。鳥取県が首都を目指すストーリーで、今回は中国地方編。ラップバトルで勝敗を決するのは原作に無い要素ですが、台詞で淡々とやり合うとキツく感じそうなディスもショーアップされてリズムに乗っているとなんとなく聞き流せるところが相性いいな~と感じた。地元ネタの嵐且つ東京がラスボスぽい扱いなので、商業的にはどうかってところだろうけどFACEで空席を作るならむしろ地方公演をメインにした方が盛り上がった気はします。鳥取公演大盛況なるほど。



「ROSE MOMENT」

11/16(土)ソワレ
大須E.L.L

FCイベント。りょんさん行き着けのバーという設定でのトークが大半で、最後に2曲披露。ゆったりとした空間でいろんなお話が聞けて充実。個人的に学生時代しょっちゅう通っていたライブハウスの一つにまさかりょん現場で来ることになるとは。そしてあのハコにパイプ椅子が敷き詰められることがあるとは(笑) 楽しい時間でした。



「ライブ・スペクタクルNARUTO~暁の調べ~」

12/1(日)マチネ
銀河劇場

2年振りの再演。合間に歌舞伎を観ていたせいかそんなに久々に感じなかったな。良知イタチは人間味をマシマシにぶ厚く演じていて、こんな人が罪悪を抱えこんで生きて死んでいくことがあまりに哀れで…悲しみがじわり染み入るような歌声と、精一杯の泣き笑いが切ない。ナルトとの絡みに初演よりも余裕が感じられてよかった。初登場の輝馬ペインに見せ場がなかったので、是非とも続編がありますよーに!



「ドクター・ホフマンのサナトリウム

12/22(日)マチネ
とよはしPLAT

カフカの未発表長編が見つかった”現代、その作品世界、そしてカフカが最後に過ごしたサナトリウムが多重構造に連なっていく。松井さんのムダのないセットにモノクロームを染み込ませる上田さんの映像、それを背景に修二さんの振付が不気味に揺らぐ贅沢な空間を自在に生きる役者たち。乗ってはいけない列車に消えてしまう人々のことを思い、ユダヤ人のカフカが生きたプラハを思う。



「新作歌舞伎 風の谷のナウシカ

12/23(月)マチソワ
新橋演舞場

言わずと知れたジブリの名作アニメ、その原作漫画全7巻を昼夜通し狂言でという凄まじいチャレンジ。歌舞伎らしい豪華な大道具に映像表現が加わり、一場ごとに作り込まれた情景…飛び交う巨大な蟲たちと頽れる兵士たちの真ん中で、静かに子守唄を歌う七之助クシャナは殊更美しかった。皇帝兄弟2役を演じ分けた巳之助、神性を備えた庭の人芝のぶ、歌舞伎ならではの決戦を演じた歌昇と右近、クロトワ亀蔵、道化種之助、書ききれないほど諸役皆素晴らしかった。これまでの漫画原作歌舞伎より古典の表現に近寄ったのは音羽屋の味かな?是非再演が見たいし、一幕ものとして独立してもおもしろそう。



「ロカビリー☆ジャック」

12/24(火)マチネ
シアタークリエ

わたしの観劇人生ベスト10に確実に入る大好きな作品「SONG WRITERS」のスタッフ陣と屋良主演の再タッグ。スターになるために愛と命を引き換えに悪魔と契約したジャック、成功を掴むも新人歌手ルーシーと恋に落ちてしまい…と、ありがちネタにも悪魔の真相という展開が楽しい!斉藤和義も作曲陣に加わった楽曲は粒揃い、役者は歌ウマ揃いとノンストレスで各キャラクターもチャーミングで最高にハッピーになれるミュージカル。とにかく屋良ジャックと昆ちゃんルーシーのカップルがめちゃかわ。実力派のメンツの真ん中に立つ自担が誇らしかった。年明けの公演も楽しみ!



「朗読劇Dream Lesson~PUU~」

12/24(火)ソワレ
中野HOPE

落ちこぼれサンタの子どもたちとの交流を描く「クリスマスの夜に空では」と、妖怪の住む家に引っ越してしまった元引きこもり青年のドタバタ劇の「妖怪さん家にようこそ」の二本立て。初見ばかりの座組でしたが皆さん聞きやすくてよかったです。妖怪さん家~はオチが意外にブラックでそこもよかった。匡さんのかわいらしい役が久々でうれしかったのと、個人的にはマチネの藍里くんとジュニボリレーでにやにやしました。



「文豪とアルケミスト 異端者ノ円舞」

12/29(日)マチソワ
森ノ宮ピロティ

カインの末裔」と「友情」をモチーフに、白樺派3名の絆を主に描く今作。斉藤独歩は物語の一番外側から客観視する役割で出シロは多くないけど、見た目も声もめちゃめちゃハマってるので自然主義中心の続編があるといいなぁ。信仰との関係、友との関係も掘り下げて欲しい…!それからカインのラスト、白布が登場する辺りから複数人を相手に淡々と立ち回る祥司くん侵蝕者の強ボスっぷりが最高だった。やっぱり吉谷現場はアンサンブルオタクの味方。安定。




全54回の現場、今年も劇場で沢山の素敵な時間が過ごせてしあわせでした~!来年も楽しく生きたいです!!!

新春浅草歌舞伎2019

新春浅草歌舞伎2019の所感をメモ。
毎年浅草で贔屓が観られるのが恒例となっているしあわせ。令和初となる年明けも楽しみ!
お年玉ご挨拶は松也くん、鶴松くんの回でした。

「戻駕」

駕篭かきの男二人は客の禿にちなみ廓での武勇伝を披露する。その折二人の懐からまろび出たのは香炉と連判状…ハッとする二人の正体は石川五右衛門羽柴秀吉。っていう如何にも歌舞伎らしい荒唐無稽な舞踊。播磨屋兄弟の舞踊には安定感がありますね。まるるの禿があまりにも可憐な美少女でついつい視線を奪われがち。

「義賢最期」

源氏再興を願い散った木曽義賢(義仲の父)のお話。前半がさっぱりおもしろくないのは演目の仕様と言ってはそれまで…ハイライトとなる派手な立ち廻りからの松也くん義賢の仏倒れは圧巻。農家の娘なのに立ち廻りでも強すぎる小万、新悟ちゃんは凛とした女性が本当に似合う。

「芋掘長者」

三津五郎さんが45年振りに起こし現芝翫さんと踊った演目を、時を経て息子の巳之助橋之助二人が演じる感慨。初めて観たけど筋が分かりやすくおもしろおかしい踊りを見ているだけで笑って楽しめて、浅草向きの演目ですね。みっくんが敢えて踊りがヘタな藤五郎をやるのがおかしく、またお父様の面影をそこかしこに感じてうれしくもあり。

「寿曽我対面」

曽我兄弟の仇討ち、父の仇・祐経と相見えるくだり。荒事和事女形…様々な役柄が揃い絵面が華やかだからか、わりとよく掛かっている演目。でも、うーん、全体にあんまり印象に残らなかったな…。歌昇くんの柔らかさが十郎に合っていて、大磯の虎新悟ちゃんがとても綺麗だった。

「番町皿屋敷

有名な怪談を下地にした岡本綺堂の悲恋もの。愛を試すために主家の家宝の皿を割るお菊(種之助)も、純情を疑われたからってお菊を斬り捨てる(物理)播磨(隼人)も共感出来ないんだよなぁ…止めに入る蝶十郎さん権次があまりに懸命なので余計に際立つヤンデレカップルの怖さ。いや、お似合いなのか…?
他が割合さっぱりしたお話なので、なんで今年これにしたのはーちゃん!という思いも際立つのでした。

「乗合船恵方万歳」

七福神に見立てた登場人物は皆市井の人々で、江戸の生活を垣間見。演者全員がそれぞれ個性ある踊りを見せる、夜の部のシメにぴったりの演目。昼夜通して種之助くんの幅広さに感心しつつ、贔屓がどれも道化役なので羨ましくもあり。似合ってると思うけど、たまにはかっこいいところもみたいんですよ~~~